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はじめに |
マウラーシステムエキスパンションジョイント(以下マウラー・ジョイント)は独で開発された道路橋用の伸縮継手であり、現在独における水密型(ゴムタイプ)の60%のシェアーを占め、長大橋、アウトバーン等に広く使用されております。 わが国においても各方面の御好評をいただいて広く御採用いただいております。 マウラー・ジョイントの伸縮部は特殊な断面の鋼材とシールゴムを組合せたもので、鋼橋、コンクリート橋また曲線橋などあらゆる場合に用いることが出来ます。 またマウラー・ジョイントは
1.小橋梁から長大橋まで広範囲に適用出来る 。
2.長い寿命が期待出来る。
3.水密性が良好である。
4.走行性が良好である。
など多くの利点をもっております。
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構造説明 |
■荷重支持部の構造 |
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ミドルビーム上面に作用する輪荷重は
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の順序で伝達されます。サポートビームは、その両端で回転可能なベアリングにより支持されていますので、床版または桁には鉛直下向きの荷重のみでモーメントは作用しません。
一組の荷重支持ユニット(ボックス)はジョイントの長手方向1.2〜1.4m間隔で配置されております。
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■伸縮 |
マウラー・ジョイントはシールゴムの変形そしてサポートビームと上、下ベアリング間が滑ることによって伸縮します。なお、サポートビーム及び上、下ベアリングの擢動面には各々ステンレスプレート、テフロンを取付けています。 |
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施工例 |

日本道路公団 東北自動車道 瀬月内川橋(岩手県) E-400
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本州四国連絡橋公団 櫃石島高架橋(岡山県) E-120、E-180 |

国土交通省 北陸地方整備局 新潟国道工事事務所 柳都大橋(新潟県) E-480
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