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2. 計算器械としてのコンピュータ

2.5 文字処理の重要さ


2.5.1 内部表現と外部表現

 算盤は、0〜9の数を算盤玉の位置で使い分けて表します。コンピュータのレジスタではビット並びのon/offで表します。この約束をデータの内部表現と言い、文字で書いた表記を外部表現とします。キーボードの表面に書かれた文字・数字・記号は外部表現ですので、キーを押したときの信号を内部表現に直し、また、結果をプリンタなどに表示するときは、内部表現と選択する文字との間に関連を付けて書き出します。この全体をまとめて文字処理と言うことにします。コンピュータの処理では、物理的な電気信号の入出力処理の前後に、内部表現と外部表現を含めて、多種類の変換がからみます。これをまとめてコード変換とくくります。あるビットの並びのデータを、数と解釈するか、文字と解釈するか、命令コードとするかは、そのデータを扱うプログラムの約束によります。文字処理を実質的に扱うときは、外部表記に使う文字の寸法、書体などを捨象した文字コードを使います。これも複数のコード系がありますので、文字化けの現象で悩まされることも起こります。
2005.2 橋梁&都市PROJECT

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